2008年03月17日

H美が?

昼食も済んで、薬も飲んで、同室の患者さんとなごやかな時間。
癌患者さん2人と糖尿病の私、気力もしっかりしたお二人なので、
こういった時間は楽しく過ごせる。
ふいにO本さんの携帯に電話が入る。
驚きの表情、真剣な顔で話し込んでいる。
立ち入ってはご迷惑かかると思い、自分のベッドへ。
O本さんは出かける準備を始めた。
「急用?外出ですか?」声をかけてみた。
「いやぁ ここの患者さんで出たり入ったりしていた女の子が急死しちゃって・・・」
「あら・・・」
「もしかしたら、あなたも知っているかもしれないね。H美ちゃんていってね。」
「えーっ!!!!」
驚いた。びっくりした。
「私、ついこの前まで向かいのベッドだった!」
「あの、温野菜の近くに住んでいるあのH美?」
「そうそ!あの子! 亡くなったのは14日だって。若すぎるよね」

ついこの前、ごねてはいたけど幸せそうに家族と退院していった、
あのH美が?

「今、彼女の旦那から電話もらってさ、外出先で急に気分悪くなって、そのまま逝っちゃったそうだよ。」
とにかく、旦那にあってくるからとO本さんは外出した。

結局腎臓が悪かったそうだ。
最後まで自分の病名を言いたがらなかったH美。
まだまだ、若かったから、逝ってしまうとは思っていなかったから、退院したらゆっくりメールのやりとりして、たまには一緒にお茶でもしようかと、ぼんやり思っていたのに。

患者友達ってのは、こんな別れ方もあるのかと・・・
こんなにあっけない命の終わり方もあるのかと。
整えすぎじゃないかと思う細い眉毛や、細すぎる後ろ姿、
点滴を転がしながら、けだるく歩く横顔・・・しばらく思い出されてならなかった。





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ラベル:H美
posted by garatia at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 並木病院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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